新学術領域 「構成論的発達科学」

科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型) 「構成論的発達科学−胎児からの発達原理の解明に基づく発達障害のシステム的理解−」
(研究代表者:國吉康夫,研究期間:2012年6月−2017年3月)

人の心はいかにして発生し発達するのか?発達障害はなぜ起こるのか?その解明は胎児期にまでたどるべきとの見方が最近急速に強まっています.しかし,ヒト胎児の研究は,倫理的にも技術的にも従来の方法論では極めて困難です.本研究は,ロボティクス,医学,心理学,脳神経科学,当事者研究が密に協働して,胎児からの発達を観察しモデル化しシミュレーション実験し解釈することで,その根本原理を明らかにするとともに,様々な環境要因に伴う変化の様相を明らかにする構成論的発達科学を世界に先駆けて始動し推進します.そして,新たな発達障害理解に基づき,真に適切な包括的診断法と支援法,支援技術を構築します.
上記目標を達成するために,A. 構成論,B. 人間科学,C. 当事者研究の3研究項目を設定します.

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