[Beyond AI] AI×発達障害当事者研究

Beyond AI 研究推進機構
「AI×発達障害当事者研究:計算論的神経科学による認知個性の顕在化」
(研究代表者:長井志江,研究期間:2020年7月−2023年3月)

発達障害と診断される児童の割合が急激に増加する中で,障害を個性とみなすニューロダイバーシティ社会の実現が望まれています.しかし,認知個性のような内的特性は本人にも周囲にも見えにくいことが多く,個性を活かす社会設計には至っていません.

本研究では人工知能研究と発達障害当事者研究を融合することで,認知個性を操作可能な形で顕在化する知的情報処理システムを開発します.人工知能研究では,脳の一般原理とされる予測符号化に基づく神経回路モデルを用いて,異なるパラメータ条件下でさまざまな認知行動を学習・生成し,発達障害が生じる機序を構成的に検証します.当事者研究では,発達障害当事者が日常におけるさまざまな認知行動での困りごとを内部観測者視点から解析することで,困りごとに共通する機序を抽出します.構成的・解析的なアプローチから認知個性を説明する共通変数・因子を発見することで,個性の発生原理をシステム的に理解し,個性の意識的な制御や強化を目的としたニューロフィードバックやバイオフィードバックの基盤技術を提案します.

メンバー

  • 長井 志江(東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構・特任教授)
  • 熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター・准教授)

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